山歩き:高野三山
昨日(9日)も暑い日でした。でも目的があると暑さにも負けずに行動します。
高野山中心部や弘法大師の奥の院は女人禁制のため、女性はその周辺を環状に巡り奥の院を遥拝していたのですが、その女人道に高野三山と呼ばれれる、摩尼山・楊柳山・転軸山があります。 いずれも標高ほぼ1,000m程度の山です。
まずは、JR和歌山駅を7:41発の電車で橋本駅まで。橋本から南海高野線に乗り換え、
ちょっと山の中へと入っていきます。電車の終点極楽橋駅は既に標高で
539mありますここからもう少しケーブルカーで高野山駅まで行きます。
そしてバスで高野山奥の院まで。歴史上の有名人から現代まで、色んな人の墓所があります。
でも私たちは奥の院詣でが目的ではなく、奥の院からは外れた道にいきます。周辺道は静かで厳かな印象ですね。ほどなく一般道からも外れ、
登山道の入り口に来ます。ここで集合写真。顔をモザイク処理しなくてもクレームの出ないメンバーです。(当日メンバーはこの写真を撮ったメンバーを入れて6名でした)ここから
山道になります。
最初の山、摩尼山の頂上はこの看板があるだけです。お地蔵さんの社も祠もありましたね。
摩尼山の標高1004m。辛うじて1000m超の山です。標高と気温の関係からすると、平地より6℃ほど涼しい筈ですけど…。
確かに下界より気温は低いのでしょうけど、涼しいと言えるほどではなかったです。”雲上”も暑いですね。風があると気持ち良かったですね。
摩尼山を後にして次は楊柳山に向かいます、この山の山頂は標高1008m、高野三山の最高峰ですが、ここもここが楊柳山であることの標識はありますがアッサリしていますね。祠は
結構荒れていますよね。 摩尼山まではガイドブックの所要時間の倍くらいかかるペースで心配でしたが、それ以降はコースタイム通りくらいで進んでいます。無事帰り着けそうですねえ。
さて次は三山最後の転軸山に向かいます。ガイドブック的にはあまり上りはない筈でしたが、そこはマア、平坦に行けるということは無いですネ。転軸山頂の標識では、かつてハイキングコースであった奥の院への近道コースに×マークが入っているのが気になりましたが時間も急いでいたし、近道ルートを取りました。
ただ別に危険とかはなくて奥の院まで普通に降りられました。
これで三山登山は終わりですが、ちょっと咽喉を潤し、ちょっとお腹を満たしてから帰ろうと思ったのですが、空いているお店を探すこと、かつ、グッと1杯飲めることという条件を満たすお店はなかなかありませんでした。この時期なのか、高野山のお店は4時過ぎに大半は閉まってしまいます。
それでも甘味喫茶で、辛うじてビールにあり付け、お腹にはカレーとピザを入れることができ、満足しました。
もう少しだけ続きます。
ケーブル高野山駅の待ち時間で展望所(2階)に行くと、室内に迷い込んで外に出られなくなったか、アゲハチョウが弱ってフラフラ状態でした、私の登山靴の上で小休止を取ってました。尾状突起の一方は取れていますね、可哀相です。このチョウは「クロがベースの翅に白い斑点があり、尾状突起を持つ」ということで”モンキアゲハ”と判断されます。先日和歌山市の秋葉山で写真に撮った種類の蝶です。この山歩きではチョウの撮影は断念していて蝶用のカメラは持参していませんでした。
見掛けたチョウとして、黒色の大きなアゲハチョウでブルーの鮮やかな色が翅に見えたのが居まして、帰宅後図鑑で調べて見ると、カラスアゲハまたはミヤマカラスアゲハのどちらかと思われます。ウーン写真に収めたかったですねえ。まっ蝶用カメラを持参していても高い所を飛んでいるのを見ただけでしたから写真は撮れなかったですが。
さて高野線で橋本に向かう帰りの電車では、とか
とか瞼が下がってくるのでした。
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