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2020年6月28日 (日)

ヤマモモジャム

少し前になりますが、手作りのヤマモモジャムが私宛に送られてきました。

中身はこんな感じでPhoto_20200628112101 …。 これが「プチプチ」のクッションに包まれていました。

ところが包装に差出人の名前が書いていなかったです。包装から差出人を考えるヒントは、差出人の書いた私の宛名の文字(宛名の終わりに「様」が入っていなかったです。故意というよりは忘れたのでしょうね)と、消印の郵便局名の部分Photo_20200628112501です。文字は見覚えのあるようなないような…、文字から書いた人を判別することはできません。

で、ビンを開けずにこれが「ヤマモモジャム」だと分かったのは、このビンを包んだ紙に文章が書いてあったからです。

それが、Photo_20200628112801これです。手紙が添えられている、という感じですね。

でもこの文章にも差出人の名前は付いていなかったです。

文書の紙の上半分だけを提示しますと、Photo_20200628113001こんな感じで、少しは読めるかもしれません。

一部を書き抜きますと、 タイトルが「ヤマモモの季節」とあり、文面は「主人は、作業服に着替えてこうもり傘と棒を持ち意気揚々とでかけました。毎年この時期になると俄然張り切りだすのです。何の為?実はヤマモモジャムを作ると言って近くの公園にヤマモモ採りにいくのです。主人の田舎の高知でヤマモモは、高級果物の範疇で、こちらに引っ越してきて公園でヤマモモを発見した時「おい、ヤマモモが沢山生っているのに誰も取ろうとしない。あれは美味いぞ。一度味わわせてやるからな」……と続いていくものでなかなか達者な文章で軽妙にユーモアがあり、手練れの女性と思われました。  

で、差出人のヒントから、ご主人が高知県出身、お住まいは堺市で泉北高速沿線、年代的にはそこそこの年輩などを想定して、該当する人が居るか?想いを巡らせました。

でも、ぴったりの人は居ないです。

気になるので、色々考えました。そう言えば、高校時代の同級生で泉北高速沿線の人が居たなあとか…。

うちのカミさんは、「この人は、頭が良くて文章が上手で、でちょっと慌て者」じゃない?と言い、また「万葉集の活動での関係ある人と思われる」という意見も言っていました。

 ウーン、万葉集の活動での関係者で、「頭が良くて文章が上手で少し慌て者」で思い当たる人は居るんですが、堺市の在住じゃないしねえ。

私の主催した、万葉集や歴史でのウォークとか講演とかに参加してくれた人で堺市の方が居たかなぁ、とかも考えてみましたが、どうもピッタンコの対象者は居ないんです。

すっきりしない、靄っとした状態の日が何日か続きました。 ジャムが届いたことのお礼も言えないので、「お礼も言って来ない」とご機嫌斜めになってることが懸念されますよね。 「誰か分からないのにお礼の言いようもない、のにねえ」

そんなある日、槇尾山登山での下山のバスの中で携帯に電話が架かってきました。(バスは私たちグループの貸し切り状態だったので、その場で通話を始めました。)

 架けてきたのは電話帳に登録されている親しい相手でした。「モシモシ」と受けると…。

「あんなあ、ジャム着いてるよね。あの文章どうや?なかなか面白かったやろ」と喋ってきます。

電話の主は私の実兄。おおっ!これで全て分かった、ジャム問題は解決です。兄なら泉北高速沿線に住んでいます。

で、手紙として添えられたもの、と思っていた文章は実は兄の作品(短説:短い小説)だったのです。

兄は文学教室に通っていたり(確か田辺聖子も行ってたとかいう名門教室)、産経新聞の夕焼けエッセーに投稿が載ったりと、確かに文章の手練れなんです。そして、「短説」という目茶短い小説風文章にも力を入れていて、同人で短説文集の発行もやってたと思います。

で、このジャムに付いていた文章は手紙でなく「創作」だったのです。そうと判れば、「ウン、文体は兄貴の特徴があるなあ」とか、納得できることばかりです。

あっけない解決でした。でも事情を誰かに説明するのは結構難しいですよ。

全てが分かったので、Photo_20200628123901 ジャムを開封してパンに塗って食べました。甘酸っぱい味ですね。

 

 

 

 

 

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