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2017年1月 5日 (木)

珈琲店の外観争続報 外食産業でのパクリ問題

マサキ珈琲VSコメダ珈琲の争いの件、気軽にブログアップしたのですが、周辺事情等も含め少し詳しく調べてみました。
 
写真が少なくて、文字が殆どの記事となります。(読み難いですがcoldsweats02)
  *目を休めるため関係ない画像も挿入します
Photo (今日の我が家のお庭から)
 
本事件についてネットで色々情報を見ると、結構これは画期的な事件かもしれないらしいです。 その説明は後にして;
外食産業で”店が似てる、真似してる”という争いはこれまでにも起きています。
 
【スターバックスとエクセルシオール】
 確かに、少し店の構えが似てると、思ったことはあります。
 スタバが訴えて裁判になったようですが、”和解”という形で終わったようです。
 エクセルシオールはロゴマークを変えて営業を続けている、という和解の形です。
 痛み分けまたはスタバやや有利だったかもしれません。
 
【和民vs魚民】
 和民が魚民に対し真似するな!と訴えたものです。
 これも裁判では”和解”です。 ただ、真似論争では、”魚民が和民を真似しているとは言えない”と判断されたようです。
 この事件では、逆に魚民が和民に対し、「和民が、魚民はパクリ事業だと世間に言いふらしたことは不当である」と損害賠償請求の裁判を起こしていました。この裁判で裁判所は、「和民は、証拠もなく魚民がパクリの事業を行っていると言った」ことを認め、和民に対して賠償命令を出しています。(1億円の賠償請求に対し、300万円の賠償せよ、ということで一部認めた程度ですが)
  この辺では、本家であっても、偽物を簡単に偽物呼ばわりすることも出来ないと、真似される店には辛い結果だったと思います。Photo_2
 
 
 
次は比較的最近の話で、
【鳥貴族vs鳥二郎】の件です
  私はどちらのお店も入ったことはありませんが
Photo_3 焼き鳥屋さんで、結構同じビル内で両店が営業しているケースもあったようです。
看板や内装、メニューに至るまで「そっくり」と話題の焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」と「鳥二郎」。鳥貴族が類似標章の使用差し止めを求める訴訟を大阪地裁に起こした
ものです。
 メニューでは、3170_2_1_tori こんな感じで、似てるかどうか?  微妙ですねえ。   フォントの特殊性では似てるけど、この二つを並べても似てるかどうかは人によって判断が違いそうです。
 この事件も裁判での判決まで行かずに、和解という形の決着となっています。
このように日本では、「似たような店で営業している、真似している」ことを咎めることは難しかったのです。
 訴え易いのは「商標権の侵害」で、店のロゴマークなど、商標登録されていれば、それに類似するロゴマークを排除・規制することはできるのですが、店の建物外観とか内装、メニュー、店員のユニフォームとか全体としてのビジネス形態について、「真似するな!」とい
法的根拠を見つけるのが容易ではなかったのです。
Photo_4  ロウバイですよね。実は今まで庭にロウバイがあることを知らなかったです。昨年他所から貰って接ぎ木で育てようとして木は消えてしまってますけど。
 
で、今回のコメダVSマサキの事件ですが;
コメダが裁判所に訴えた根拠は、
不正競争防止法第2条1項1号に関してですが、これは不正競争を定義している部分で、その法律条文は;
他人の商品等表示(人の業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品の容器若しくは包装その他の商品又は営業を表示するものをいう。以下同じ。)として需要者の間に広く認識されているものと同一若しくは類似の商品等表示を使用し、又はその商品等表示を使用した商品を譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引渡しのために展示し、輸出し、輸入し、若しくは電気通信回線を通じて提供して、他人の商品又は営業と混同を生じさせる行為
 となっています。
”ギョーカイ人”からは”混同惹起行為”と呼ばれ、こういう行為はやっちゃいけないと法で決められているものです。
 
砕いて言うと、他人様がやってる商売でそこそこ皆に知られているようなものを真似て、一般の人が混同するようなことはやっちゃいけない。さらに言うと、名の知られたもののパクリで、客が勘違いするようなことはダメだよ。ってことです。
Photo_5   (コメダとマサキ 店舗外観)
 
裁判では、人に良く知られているか(周知性)と、特徴があるか、一般の人が間違えるほど似ているかが証拠でもって争われ、判断されます。
 
この手の裁判で、裁判途中で和解で終わってしまわず、裁判所が結論を出して、”マネしちゃいかん”と言ったのは初めてということです。(裁判の判決ではなく仮処分に対する決定ですが、本訴の裁判でも同じ判断になろうかと思われます)
 
裁判所の決定では、
「… 店舗外装、 店内構造及び  内装 にかる部分ついて にかる部分ついて使用を禁ずる」というもののようで、(私は中の様子は知らないですが)、営業方式をほぼ全面的にパクリと認定しているようです。
日本においても、パクリ(模倣)事業に警鐘が発せられたこととなるでしょう。
Photo_6 オキザリス、いくらでも生えてきます。
未だオマケのウダウダですが;
不正競争防止法の第2条第1項の1~3号で不正競争行為とは
 
1号(今回の争点) (周知)混同惹起
  よく知られているものと間違えるようなこと
 「周知性(よく知られているか?」 と「(オリジナルが)特徴があり、ありふれていないか?」、一般の人が間違えることがあるか?
  で、判断されます。
2号 著名冒用
  よく知られている、よりももっと知られていて有名なものを真似ること
 (著名なものに対しては、似てるだけでアウト、間違える人が居ようが居まいが関係ない)
3号 形態模倣
  似てるよりももっとヒドイ、模倣・ソックリのものはダメ
となっています。
 最後まで読んで頂いた方、お疲れ様でした。
 
 
 

 

 

 

 

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