2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 歯が…! プラス小話題 | トップページ | いきなり秋? »

2016年8月26日 (金)

表記の違い、読みの違いの話

お散歩公園では、
Photo 酔芙蓉が咲き始めました。今年は開花が遅いように思います。
さて、タイトルの話ですが、今回
1.鳥獣戯画
2.和同開珎
3.人物画象鏡    について書きます。
まず、Photo_2 この絵巻物ですが、
私の時代、教科書で「鳥獣戯画」として載っていました。
今は?  若い方ならご存知ですよね。”鳥獣人物戯画”となっているのです。
この絵巻物、甲乙丙丁の4巻からなっているのですが、甲、乙の巻は動物のみが描かれているのですが、 丙巻では人間と動物、丁巻では人間のみが描かれています。
Photo_3  鳥獣だけではないのです。
だから、「鳥獣戯画」よりも、「鳥獣人物戯画」と呼ぶのが、より適切となるのでしょう。
で、この絵巻物、国宝に指定されていますが、
国宝としては; 紙本墨画鳥獣人物戯画  (指定年月日: 1952.03.29(昭和27.03.29)
で登録されています。
ただ、現在でも「鳥獣戯画」の呼び名は普通に使われています。
次にPhoto_4 この古銭です。
日本最古のコインですね。書かれている文字は「和同開珎」です。
この古銭の読みですが、私が習ったのは「ワドウカイホウ」の読みでした。
今は「ワドウカイチン」と読む方が一般的なようですね。
これについては、昔から「カイホウ」、「カイチン」の読みは知られており、どっちが正しいかについては結論の出ない論争があったようです。
要は、「珎」の字について、「珍」の異字or誤字と解釈するか、「寶」の字の意味で使われている、と解釈するかの相違のようです。 最近では、「寶」の解釈はやや無理があり、「珍」の字の方が優勢なんでしょうか。
次は「人物画象鏡」vs「人物画像鏡」ですが、
Photo_5 今日の話題と関係ないですが、目休めに花の写真を。  夾竹桃です。お散歩公園へ行く途中の企業の生垣で咲いています。
Photo_6 この花は開花期間が長く、年中咲いているような錯覚に陥ります。 一時期は散っていて終わったかな?と思っていたのですが、再度開花しています。
では最後の例、「ジンブツガゾウキョウ」です。
これは和歌山県橋本市の隅田八幡宮の所蔵になる古代の銅鏡です。
Jinnbutu 写真は神社境内に展示されているレプリカです。
この銅鏡の表記に「人物画像鏡」と「人物画象鏡」とがあるのです。
これは世の中圧倒的に 「人物画像鏡」が優勢です。「じんぶつがぞうきょう」として検索すれば「人物画像鏡」がヒットします。 しかも「人物画象鏡」と表記して検索してもやっぱり、「人物画像鏡」がヒットして、「画象鏡」は出て来ないのです。
では、「人物画象鏡」とは何を表しているのでしょう?
実は、国宝としての登録は「象」の字を使った、「人物画象鏡」となっているのです。
文化庁の国宝データベースでは、このものについて;
主名称: 人物画象鏡
指定番号: 002  枝番: 00
指定年月日: 1916.05.24(大正5.05.24)
国宝重文区分: 国宝
   と記されています。
一般的には画像鏡なんですが、国宝の指定登録の正式書類では画象鏡なんですネ。
”画象”って言葉あるのですか?  何か、国宝指定の際に担当者が間違ってしまったのじゃないか?なんて勝手な想像しています。
中国語では「画象」という言葉もあるようです。「人物画象鏡」の表記、私のような素人には分からない深~イ意味があるのかも、です。
 

« 歯が…! プラス小話題 | トップページ | いきなり秋? »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78667/64110783

この記事へのトラックバック一覧です: 表記の違い、読みの違いの話:

« 歯が…! プラス小話題 | トップページ | いきなり秋? »