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2013年3月30日 (土)

万葉リレーウォーク 隅田→紀伊山田

飛鳥から紀伊へ、万葉人の歩いた道を追体験するウォークイベントに参加してきました。
 私の参加はこれで3回目、前回に真土峠越えをして隅田まできていましたので、今回は隅田を出発点として紀伊山田までのウォークコースでした。
実はさらに一つ先の駅である高野口まで歩く予定でしたが、時間と一行の疲れ具合、また山田~高野口間は目玉となる「見る」ものがなく歩くだけになる、等の理由で山田までで切り上げました。
 好天に恵まれ、気温も朝早い時間は少し寒さも感じたのですが、徐々に暖かくなり、本当に春うららのピクニック日和で気持ちよく歩けました。
 集合地点の隅田駅には34名の参加者が集まりました。
隅田駅は前回ウォークの時のブログ記事にもなっていますが、「隅田」と書いて「スミダ」ではなく、「スダ」と読みます。

Photo  駅には地元の学生のイラストが満載です。

この駅は無人駅でして、Photo_2 切符は善意を信じて回収されます。

今回のコースで万葉関係の歌碑巡りでは、隅田駅前、真土峠の飛越え石、妻の杜、橋本駅、橋本中学にある歌碑を訪ねることとなっています。

最初の歌碑は、

Photo_3  隅田駅前の歌碑です。

碑文は「亦打山 暮越行而 廬前乃 角太河原尓 獨可毛将宿」とあります。

 (巻3.第298番 弁基作) 読み下し文は、「眞土山 夕越え行きて 蘆前(いほさき)の角太(すみだ)河原にひとりかも寝む」となります。

 旅先で妻を思いながら一人寝の寂しさを慨嘆しているのでしょうか。

歌碑に基づいてウォークを振り返りましょう。 次の歌碑は、

Photo_4 真土峠です。 

碑文は「朝毛吉 木人乏母 亦打山 行来跡見武 樹人友師母」であり、読み下せば

「あさもよし 紀人羨しも 亦打山 行き来と見らむ 紀人ともしも 」となります。「羨しも」は、「ともしも」です。

  巻1 第55番 調首淡海 作

 紀の国の人は有名な真土山をしょっちゅう見ることができて羨ましいなあ。 という意味ですね。

その次は、

Photo_5 妻の杜 の歌碑です。

碑文は、「紀伊国に 止まず通はむ 妻の杜 妻寄しこせに 妻といひながら」 です。

 妻の杜って名前があるなら、(私に)妻を寄越して下さいよ、ってことですね。

さて次は、Photo_6 橋本駅前の歌碑です。

 碑文は長いので全文引用はしませんが万葉歌は、「白栲(しろたへ)ににほふ信土(まつち)の山川にわが馬なづむ家恋ふらしも  巻7 1192番)  揮毫は犬養孝先生となっていますが、碑文として書かれたのではなく、先生のノートに書いたものを写して碑に用いたものという説明がされていました。

そしてこの日最後の歌碑は、橋本中学校の校庭にあります。 歌碑があるせいか、中学の校門は休日でも開放されています。

 碑にある歌の原文は、「山跡庭 聞徃歟 大我野之 竹葉苅敷 廬為有跡者」となっています。揮毫は犬養孝先生。  (巻9・1677番)

 読み下すと、「倭(やまと)には 聞えゆかぬか 大我野(おほがの)の 竹葉(たかは)刈り敷き 廬(いほり)せりとは」

  訳は、紀の国への旅では、竹葉を敷くような粗末な生活しており(決して贅沢してないヨ)って言っても故郷の大和までは聞こえないだろうなあ。 というものですね。

以上がウォークの中の歌巡り報告です。

ウォークは他にも植物巡りの意味もありました。万葉植物研究家の講師が路傍の木、草、花について分りやすく楽しく説明しながら歩きます。

 毎回メモしなきゃ、と思いながらメモを忘れ、帰ってからは、「色々聞いたが憶えていないなあ」という状況となってしまいます。

 今回説明された一部について写真を併せての報告を次回ブログに載せます。

先ずは万葉歌ウォークの報告です。

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コメント

万葉リレーウォーク、道中のお花の写真も楽しいし、歌碑の歌のご紹介も楽しませていただいています。季節のよい時期の戸外での学習、気持ちがいいでしょうね。羨ましいです。

  あさもよし KIWATTI羨しも 亦打山 行く来と見らむ KIWATTIともしも

>bikoさん
いやあ歌に取り込まれましたか。ホントにこのウォークは楽しかったです。ブログを見る方に楽しさのおすそ分けしたい気持ちはありましたが、他人様を羨ましがらそう、なんて思った訳ではないですが。
コメント有難うございます。

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